生まれてきた人1人1人に、何らかの役割がある。
その役割を果たしているとき、人は幸せと充実を感じるように、できている。
『門』には10種類のタイプがある。
それは、人にはおおまかな役割が5分類、これに加え、各役割に「陰」と「陽」の2タイプがあり、2×5の合計10種類の役割があることに基づく。この関係はこの1枚の図に集約されるものである。
メインの門、サブの門、人によってそれぞれ使える門の強さと組み合わせが異なる上、遺伝や生育環境によっても門の発動状況とかたちは影響されるため、役割の詳細は無限にあるということになる。
『門』を学ぶと、自分の門を知り、役割を知り、自分を使いこなす方法を知り、他人の言動を理解する。
その一方で、世の中の多くの人々は、自分の力・役割に気づかないまま一生を終えるケースが多い。なんともったいないことか・・・
世の中には、次々と人生を切り開く人がいる。そうかと思えば、何十年も同じ問題を抱えたままの人もいる。
これらの差は何なのかを分析していくと、自分に合ったことをしているか、そうでないか、ということに行き着く。
自分に合っていることをすると、努力を要せず、自然と力が湧く。自分に合わないをすると力が逃げる。それはシンプルな事実、原理原則なのである。
「門」には、200の問いに答えることで導かれる自己診断による判定と、生年月日から割り出す「生まれながらの門」の鑑定がある。
生年月日から割り出す「生まれながらの門」を知ったとき、自分に革命が起きた。
生まれてから今までの記憶が駆けめぐる。
そう、確かに、自分は「生まれながらの門」そのままを生きていた。
学校や会社組織から理解されず、変わり者扱いされたり、低い評価しか得られなかったり、小言を言われたり・・・
こうした心に引っかかっていたことが、「生まれながらの門」によって全てがスッキリ説明できる。
人生の要所要所で、「生まれながらの門」は、時折だが、でも確実に顔を出している。「ここに私の本当の姿がある」と主張するかのように。
何より自然でいられるとき、まるで映画の主人公のようにリアルな生き生きした感覚でいられるとき、それは「生まれながらの門」が発動しているときなのだ。
ホントの自分が、よくわからない・・・
そう悩む人は多い。でも、ごちゃごちゃ考えずに、さっさと生まれ持った門に照準を合わせると、スッと楽になる。
人を観察して分かってきたことは、「生まれ持った自分の門を使いこなしているかどうか」は、その人の充実感や幸福感にダイレクトに表われているということ。
自らの『門』を知った人たちは、1人、また1人と迷いを捨て、自分に合うことだけをやって成果と幸福を手にするのである。